学びの現場

「学びの現場」では、実際に授業を受けている学生が受講している講義を、学生の視点から解説。現場での学びや発見についても語ります。

英語英文学科

専門研究(村井まや子ゼミ)

加藤若菜さん (英語英文学科3年、2017年現在)

Students in Action

英語英文学科では、3年生から自分が学びたい分野を英語学と英語教育、英語圏文化、英語圏文学の中から一つ選び、専門的に学ぶことができます。
私が紹介するのは、英語圏文学コースの村井まや子ゼミナールです。このゼミナールは主におとぎ話をテーマにしています。
週に一度の授業では物語を読み、その裏に隠れた主張などを見つけ、レポートにまとめたり発表したりします。

今期は4種類のシンデレラを読みました。シンデレラといっても王道なものから、あまり知られていないものまで様々な内容のものがあります。 また、6月に大学で行われたインターナショナルウィークという異文化に親しむ活動では、赤ずきんの劇を一般の方々に披露しました。 役割や構成などを自分たち主体で決めたので、悩むことも数多くありましたが当日無事劇を終えることができました。
後期は、洋書専門店での選書ツアーや、大学図書館の本の展示、映画、演劇、展覧会いずれかの観賞という活動予定があります。

私たちは10人+先生という少人数で活動をしています。
メンバー同士仲が良く、自分の意見や考えを主張しやすいのがいいところで、課題があり大変なときもありますが、励まし合いながら日々頑張っています。

時事英語Ⅰ・Ⅱ

加藤幹さん、西村曉人さん(2011年現在)

Students in Action

この授業では、実際の新聞やインターネット記事、教科書などをテキストとし、時事的な問題を英語で扱うことを主な目的としています。時事英語と聞くと、常に最新のニュースを取り扱うことが目的と考えがちですが、実際に起こった出来事に触れる点はもちろん、記事として書かれた英語の読み方を学ぶことがこの授業の特徴です。

英語の教科書や受験などで扱われる英文は、物語や論文などといったものが一般的で、それらの多くは正しい英文法と広く知られた単語で書かれています。しかし、記事を掲載できるスペースが限られているニュース記事の場合、省略や、一般的には使われないような文法で書かれることがあります。また、単語もニュース特有の意味での理解が必要になります。

このような特徴を持ったニュース記事を読めるようになるためには、高校までの英単語と文法の知識だけでは難しく、ニュース特有の単語や文法に対する知識と慣れが必要になります。僕たちも、初めて記事に触れたときは、普段では見慣れない専門的な用語も多く、今まで勉強したはずの文法だけでは読み進めることができませんでした。
実際にいくつも記事を読むことで、ニュース記事特有の読み方が分かった今では、自身でNewsWeekを購読しています。ほかにも、神奈川大学の図書館には英字新聞を含む最新の新聞が複数用意されているので、それぞれの記事を読み比べ、書き手の立場の違いを楽しんでいます。

英語音声学演習Ⅰ・Ⅱ

加藤幹さん、西村曉人さん(2011年現在)

Students in Action

「英語音声学演習Ⅰ・Ⅱ」では、英語の発音方法を、自分の口の中の動きを見る、専門的な機材を用いて学びます。神奈川大学のLL(Language Laboratory)教室には、使用者の口の動きをカメラで撮影、また、発音を録音してその音から舌の動きを確認する機材が用意された部屋があります。これらを使うことで、本当に正しい発音と自分の発音の相違を可視化し、間違いを改めることができます。

英語の発音を上達させるには繰り返し練習することが必要だと感じています。入学当初に比べてきれいな発音になった!と断言はできませんが、英語音声学演習以外の授業でも、英語を話す時には常に正しい発音を意識するようになりましたね。入学当初は発音に対してコンプレックスを持っていたのですが、正しい発音が分かるようになり、それもなくなりました。最初の頃に録音した音声を聞いても、今とは違うと感じます。発音練習はまさに、継続は力なり。正しい英語の発音を理解した上で、練習を続けることが大切だと感じています。

スペイン語学科

特修スペイン語

本陽香さん(2011年現在)

Students in Action

「特修スペイン語」は、1年次の終わりに履修希望者を対象としたスペイン語力を計るためのテストがあり、これに合格した人だけが履修することができます。厳しそうな印象を受けますが、テストの内容は基礎の総まとめ。ですから、1年間しっかりと頑張って勉強を続けていれば特別なスキルはいりません。授業は2年から4年まであり、2年次では読み・書き、3年次では会話とプレゼンテーション、4年次では2・3年次の学びから得たスキルを総合的に生かした授業が行われます。

2年次は、1冊の小説をテキストとして1年間をかけて読み切ります。1年間かけて本を1冊読み終えるという経験から、スペイン語を学び始めて1年の私は、大きな達成感と自信を得ることができました。

3年次では、お店や銀行など、設定されたシチュエーションのもと、普段の生活ではなかなか出てこない単語に挑戦しながらコミュニケーションスキルの向上に努めました。また、ほぼ毎回の授業で50以上の単語テストがあり、決して楽ではありませんでしたが、とても力がつきました。また、この授業では、コミュニケーションのほかにも、その場面を通じて日本とスペインの文化的な違いに触れることもできました。
4年次の現在では、文化、芸術など今まであまり触れていないテーマについて皆で話し合ったりすることにより、日常的にスペイン語を使うことを目標にしています。2・3年次での頑張りがあるからこそ実現できる授業形態だと感じます。

スペイン語圏研究ゼミナールⅡ

中原佑佳さん(2011年現在)

Students in Action

ゼミナールとは、自分で決定したテーマに沿って自ら研究を進めていく形式の授業で、スペイン語学科のゼミナールにあたる「スペイン語圏研究ゼミナールⅡ」には複数のゼミが用意されています。南アメリカの歴史や政治、外国語教育、スペイン語文学研究など、ゼミナールにはそれぞれのテーマが設けられ、学生は自分の関心に合ったゼミナールに所属します。ゼミナールでは学修はもちろん、その一環としてゼミ合宿などのイベントを行うこともあります。研究仲間でもあり、クラスメイトや仲良しグループといった要素も持ち合わせたようなメンバーです。

私の所属する菊田ゼミナールは、ゼミ生、OB・OG同士のつながりが強い点が特長だと思います。4年生の先輩たちとかかわる機会も多く、先日行われたゼミ合宿では、普段は会えない卒業した先輩たちにプレゼンテーションを見てもらう機会もありました。社会人の視点のアドバイスは、研究内容だけでなく、プレゼンテーションの方法やレジュメの作成、話し方と多岐にわたりました。普段の授業では聞けないような意見や厳しい指摘も多く、充実した時間を過ごすことができたと思います。また、オン・オフの切り替えがはっきりしていることも菊田ゼミナールの魅力の一つ。学びの場面では厳しかった先輩方も、それが終わると和やかな雰囲気で就職などの相談にのってくれました。
ゼミナールでの学修は個人の研究を発表する場面が多いので、準備をするのは決して楽ではありませんが、刺激が多く、自分の成長を実感できることが嬉しくて頑張っています。

中国語学科

中国学フィールド演習(担当教員:孫 安石)

鈴木 栄伸(中国語学科3年、2017年現在)

Students in Action
(日清オイリオの工場見学、2017年7月4日)

今日、日本人の学生は消極的だという言葉をよく耳にします。授業に取り組む姿勢も先生の話をただ受動的に聞くだけで、理解したつもりになっている学生も少なくないと感じます。この授業では、学生自らが興味の持った事柄について調べ、自分の意見や感想をまとめます。そのまとめた資料を他の受講者の前でPowerPointなどを使い発表するという授業体系を採っています。また実際に工場を見学に訪れ、施設内の方の話を聞き、作業工程をリアルタイムで見ることによって教室内だけでは味わうことのできない現場の様子を感じることができました。この一連の過程を通して、自分の理解した内容を確かめるだけではなく、他者に自分の意思を伝えるスキルや何事もアクティブに挑戦する姿勢、多角的に物事を判断する大切さを学ぶことができます。

私は実際に中国のSNSミニブログ「Weibo」について調べ、、発表しました。なぜ「Twitter」や「Facebook」が世界各地で流行している中で中国では「Weibo」が人気を博しているのか興味を抱いたからでした。調べを進めると、自分が持っている情報がいかに断片的であるかが分かりました。例えば、「Weibo」は、「Twitter」を比べて、芸能ニュースや笑い話などの分野で強みがあることを、はじめて知ることができました。表面的な知識ではなく、深く調べることによって得られた知識の大切さを学びました。

その後、いざ、皆の前で発表となると、自分の思い通りには進みません。自分は理解しているのに、他者には伝わらない。わかりやすく、尚かつ端的に重要な点を相手に伝えることは、想像以上の難しさでした。伝わらないもどかしさと同時に、今のまま社会人になったら・・・と考えると、ゾッとしました。ですが、出来ないことをしっかり把握することが、次に失敗なく、出来るようになる一番の近道だと思います。
この授業をきっかけに、知らない世界を知りたいという意欲や実際に体験してみたいという気持ちが強くなりました。いま現在、数社のインターンシップと企業セミナーに参加予定です。

中国語演習Ⅰc(リスニング)A

渡辺健太さん(2011年現在)

Students in Action

1年次の中国語科目は内容も初歩的なものが多く、先生方も丁寧に時間をかけて教えてくださったので授業も難解ではなく、小テストなどもできていたので自分の学修に問題はないと思っていました。しかし、2年次になると、言語が変わったのではないかと思うほどに内容が難しくなり、それまでできていたはずのことすらわからなくなってしまうような状況に。特にリスニングは、「1年間一体何をしてきたんだ…」と頭を抱えるほどについていけなくなっていました。1年次、ことあるごとに先生方に言われていた「語学学習は自己学習」という言葉を身を持って体感しましたね。(苦笑)

このままじゃいけないと思い、再びイチから1年次に履修した「中国語演習Ⅰc(リスニング)A」の内容を自分で復習。教科書のCDなど正しい音源を繰り返し聞き、中国語の発音にあたる声調やピンインを復習したり、リスニングを行う際に不足を感じていた語彙力を増やすため単語を覚えたり、自主的な学習時間を増やしました。また、映画『レッドクリフ』を中国語で繰り返し観ることで、楽しみながらリスニングを行ったりもしました。その結果、一時は挫折しそうになっていたリスニングにも自信を取り戻し、今では中国語を通じて、より中国文化の魅力に近づけたと感じています。

中国語演習Ⅱa(総合)B

長田梨奈さん(2011年現在)

Students in Action

「中国語演習Ⅱa(総合)B」では、和訳、文法の復習、暗唱といった課題を中心に、中国語力を総合的に上げることを目的として学修しています。中でも、暗唱の課題は毎週与えられる文章を予習し、授業時にはしっかりと覚えたものを正しい発音で発表することが求められます。
この暗唱という学習方法ですが、実際に挑戦してみて、読み、書き、発音、といった語学を学ぶ上で大切な要素が詰まった勉強方法だと気づきました。

まず、正しい発音と文章を覚えるためにネイティブによるお手本を繰り返し聞きますが、これを行うことで、同時にリスニング力も鍛えることができます。次に、聞くだけでは覚えられないところは繰り返し書き出し、その文章の構造を理解して覚えようとします。これにより、文法と構文を意識した勉強をすることにつながります。そして何といっても、中国語をフレーズで覚えるため、会話の場面でも自然と口からフレーズが出てきます。実際に、暗唱できる文章が増えるほど、会話がスムーズにできるようになり、中国語での会話にも自信がつきました。
毎週与えられる暗唱の課題をこなしていくことは楽なことではありませんでしたが、しっかり継続して続けてきたということが、中国語に対する自信につながりました。

国際文化交流学科

国際文化交流専門演習ⅡA

菅沼義さん(2011年現在)

Students in Action

「国際文化交流専門演習ⅡA」では、自分自身の興味や関心をもとにテーマを決定し研究を進めていくことを目的とした授業です。私はもともと出版や広告といった分野に興味があったので、江戸時代の広告をテーマにしています。ほかの受講メンバーが選んだテーマも、妖怪について、日本で流行した病気、忍者、といったようにバラエティに富んでいます。
授業形式は先生が教壇に立ち授業を行うのではなく、学生が個人で行った調査、研究の成果を発表し、先生や他の受講者からの質問や意見を経て、理解を深めるというものです。

メンバーは10人で、発表の後では毎回いろいろな質問や意見交換され、とても刺激的です。毎回、万全の準備をして発表に挑みますが、予想もしないような質問を受けることが多々あります。一見、質問に答えられないことを悪いことと考えがちですが、自分では発見できなかった新しい視点を教えてもらうことができたことに感謝し、次回の発表に取り入れます。これを繰り返すことで、研究をより深いものにすることができます。
膨大な量の文献を読んだり、調査を行ったりすることは決して楽ではありませんが、自分で選んだテーマだからこそ魅力的であり、頑張っていけると感じています。