中国で学ぶ


留学を通して、初めて真剣に自分自身と向き合いました。

中国 厦門大学 派遣交換留学 1年(2017年2月~2018年1月)
中国語学科 3年生(2017年度) 青山琳琳

Q 派遣先で履修した授業は?

中国語総合 リスニング スピーキング ライティング リーディング HSK対策講座 成語故事 中国経済 中国画 中国書法授業以外にもChineseCorner という現地の学生と交流できる時間もありました。

Q 学校はどんなところ?

厦門大学はキャンパスがいくつかに分かれており、私が所属した海外教育学院は一番市内から遠く、バスで2時間かかるような田舎のほうのキャンパスでした。キャンパス内はとても広いため、主な移動手段には自転車を使っていました。ですが、設備は非常に充実していて、各学部棟や運動場、ジム、プール、食堂、宿舎、カフェテリア、カラオケ、病院、スーパーなど、学校内だけで十分生活できるような環境になっています。さらに、図書館は中国国内で1番大きいと言われているうえに、キャンパスの建物には映画館や個人会議室といった勉強する用途以外の設備も完備されているなど、とても過ごしやすいところでした。
一歩門を出れば学生街があり、夜市も充実していて、食堂に飽きた日にはそこで友達と食事をして気分転換にすることもできます。

Q ここがすごい!お勧めポイントは?

厦門大学は中国で一二を争うほど、きれいな学校だといわれています。学校の順位自体も中国国内のトップ10に入っており、週末や休日には厦門大学の本キャンパスへ観光にきた一般客が門の前でずらりと並んでいて、こんなに有名なんだなと、とても誇りに思いました。また、キャンパスに入るには、学生は学生カードを、学外者は身分証を警備員に提示して通過しなければならないので、かなり安全です。中国留学を考えているけれど環境や治安面が少し心配な方にはお勧めです。

Q 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

留学前はとにかく何でもかんでも心配で、宿舎登録手続きやビザの申請をどこでどうすればいいのか、必要なものは何なのかといった問題を、全部ひとりで解決しようとしていました。でも実際は、ちゃんと学校やチューターの方が丁寧に教えてくださったので、そこで初めて人に頼るということは単なる甘えではなく、時には大切なんだと気づくこともできました。

Q これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

私は元々自分に自信がなく、何に関しても考えがいつもネガティブな方向にいってしまう性格でした。それが嫌で思い切って留学したのですが、これにより改めて自分自身と向き合うことができました。現地での交流を通して自分の視野を広げ、曖昧だった自分の夢ややりたいことなども見つめなおすことができ、今まで自分がどれだけ小さい枠の中にいたのかがよくわかり、前向きに考えることができるようになりました。
もちろん留学に行けば何でもすぐに上手くというわけにはいきません。言語の壁にぶつかったり、ホームシックになったり、文化の違いについていけなかったり、ということもあります。でも、周りの子たちも同じこと思っているので、そういう時は共有しあったりして、乗り越えられるはずです。辛くても笑顔を忘れずにいれば、自然と友達も自分の目標も近づいてきます!頑張ってください!


温かい周りの人たちに支えられた留学生活

台湾 静宜大学 派遣交換留学 半年(2017年9月~2018年1月)
中国語学科 2年(2017年度)  藤根有紗

Q 派遣先で履修した授業は?

中国語 週10時間、文化学習、統計学、応用言語学、音声及音韻学


図書館

Q 学校はどんなところ?

静宜大学は、台湾中部の台中市にあります。台中市は台北市のような観光地ではないですが、バスの路線が充実していて交通の便が良いところです。ですので、大学の目の前にもバス停があります。また、大学の近くには静宜夜市があり、バスで15分くらいの駅近くにも、もう少し大きい夜市があります。気候は、夏は暑く、風がとても強いですが、冬は厚めの上着があれば大丈夫です。

Q 苦労したことは?

中国語の授業はレベルにあわせて分かれますが、同じクラスの中でも差があり、習う内容も1年の授業の復習がほとんどでした。発言の機会は多いですが、文法や単語の面では能力の向上があまり期待できないと思ったので、課題作成のときに難しい表現や単語を積極的に取り入れるようにしました。 そのほかの授業は英語でおこなわれており、とくに文化学習は多くの留学生が受講していました。受講していた留学生は、英語のネイティブスピーカーや英語を普通に話せる人たちがほとんどだったので、発言を積極的にしなければグループ学習で相手にしてもらえませんでした。また、グループでプレゼンを作成する際にも文化の違いに苦しみましたが、その違いを面白いと捉え、楽しく交流することを心がけました。 留学当初は簡単な単語すら聞き取れずに衝撃を受けました。それでも焦らずに、あきらめずに繰り返し言ってもらったり、話しかけたりしました。


運動会

Q ここがすごい!お勧めポイントは?

静宜大学の人たちはとても優しいです。まず、空港の迎えがあり、寮の説明も日本語で丁寧にしてくれました。中国語を高めるという点ではマイナスになるかもしれませんが、留学生活に対する不安を和らげてくれました。また、チューターが充実していて、学校が用意してくれた2人のチューターが5人前後のグループについてくれます。このほかに、日本語学科の生徒も日本人3、4人に対し1人ついてくれます。こちらからの中国語の相談はもちろんですが、こちらも相手の日本語の質問に答えたり、また一緒に遊びに行ったりもできたので、留学生活が有意義なものとなりました。ほかにもサークルの人たちや、寮で知り合った友人など、多くの人が親切にしてくれました。困ったことを解決してくれたり、わからない単語の意味を中国語で丁寧に教えてくれたりしました。


大学からバスで15分の夜市

Q 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

留学前は、周りに外国の人があふれ、つねに中国語で生活しなければならないと思っていました。しかし、実際は日本人の留学生が圧倒的に多数をしめ、日本語学科の学生もたくさんいて、気を緩めてしまうと日本語だけでも十分生活できてしまう環境でした。思っていたよりも中国語を使う機会が少なかったので、日本語が喋れない人たちと仲良くなったり、日本人の学生とも中国語を使って会話したりして自分で中国語を話す機会を増やしました。


友人との昼食

Q これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

留学前に、積極的に留学先の言語を聞き、耳慣らしをしておいた方が良いです。私自身、大学で習ったものを何回も復習したり、中国語のテレビやラジオを聞いたりするようにしていました。しかし、実際に現地に行くと簡単な単語すら聞き取れませんでした。自信をなくしてしまうと積極的に会話する、ということができなくなってしまいます。そうなると、日本語を話す人としか友達になれず、中国語を使う機会を減らしてしまいます。日本でできることをやっておけば、短い留学生活をより充実させることができると思いました。 最後にもし留学をするかどうかで迷っているなら絶対にした方が良いと伝えたいです。大学の授業だけでは学べないことをたくさん経験できますし、外国語を使っての会話能力を向上させることができます。また、現地や世界各国の友人を作ることができ、これは留学生活が終わっても大切なものでありつづけます。留学で得られるものはとても多く、今後の生活でも活きてくると思うので、私は留学をお勧めしたいです。

友人の実家の近くの山


いい人生経験になりました!

台湾 静宜大学 派遣交換留学 半年(2017年2月~6月)
中国語学科 3年(2017年度) 川嶋友里

Q 派遣先で履修した授業は?

私は留学生用のプログラムを履修しました。中国語の授業は、リーディングとスピーキングで構成されていて、宿題もよく出ました。それ以外にも、翻訳の授業を履修しました。翻訳の授業では自分で中国語の本を選んで日本語に訳し、PPT形式で発表もしました。

Q 学校はどんなところ?

静宜大学のキャンパス内にはコンビニや生協のような日用品を置いているお店があり、食堂も3つほどあります。また、ジムや温水プールがあり、手続きをすれば利用できます。さらに、大学の近くにもスーパーやコンビニがたくさんあり、とても便利でした。

Q 苦労したことは?

初めは言葉が聞きとれず、なかなか自分が言いたいことも言えず、少しストレスを感じていました。また、トイレやお風呂が日本と違っていたので、慣れるのに時間がかかりました。

Q ここがすごい!お勧めポイントは?

静宜大学から配られた大学の学生証は、日本でいう交通ICのようなものが一緒になっているので、お金をチャージするとコンビニや交通機関で使用できてとても便利でした。また大学から10㎞以内であれば無料でバスに乗れるので、授業の後や休日はカフェ巡りを楽しむことができました。

Q 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

日本人の留学生同士で行動することが多くなってしまっていたので、授業外では思ったより中国語を使う機会が少なかったです。また、自分が想像したよりも生活面で慣れるのに時間がかかりました。

Q これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

留学生活に慣れてくると本当に時間があっという間に過ぎてしまうので、自分のやりたいことや目標を明確にするといいと思います。もちろん楽しいことは多いですが、日本とは違う環境に身をおく努力をしたほうがいいかもしれません。

留学をすると今までの自分の考え方や価値観が変わり、視野が広がります。もし留学に行く機会があれば、ぜひ日本人だけでなく、たくさんの外国の友達を作って、色んな経験をしてみてください。 皆さんにとっていい留学生活になりますように!


語学以上に、人との交流の大切さを見にしみて感じた

中国 浙江大学 国際教育学院 2006年9月~2007年6月
中国語学科 Iさん

Q 学校はどんなところ

浙江大学( 玉泉キャンパス) は杭州市街地から車で10分程離れたところにあります。日本の気候に似ていますが、気温の変動がとても激しく感じました。大学のクラスは、さまざまな国籍の留学生と一緒に受けます。担任の先生も、積極的にクラスの活動に参加してくれたので、授業の進行や雰囲気も自然と良くなっていったと思います。授業後に一緒に食事に行ったり、週末には一緒にバーベキューなどをしてクラスの親睦を深め、多くの思い出が出来ました。

Q ここがすごい!お勧めポイントは?

学習面・・・語学以外に中国概況や太極拳・中国画など選択の授業があります。

Q 苦労したことは?

学習面・・・大学の定期試験とHSK( 漢語水平考試) が重なる時期は、授業の復習と試験勉強で大変でした。
生活面・・・温度差が激しく体調を崩しやすく、高熱を出したときは日本のかぜ薬では治らず大変困りました。高熱が続くので、仕方なく病院に行き点滴を受けました。

Q 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

留学前は中国に対して、またさまざまな国に関しての固定観念がありました。しかし、現地で多くの留学生・中国人と出会ったことにより価値観などが大きく広がりました。出会ったばかりのころは、彼らの考え方・文化など理解できない部分がありましたが、相手を理解しよう・自分を理解してもらおうと歩み寄ることによってお互いの距離も少しずつ縮まっていきました。語学以上に、人との交流の大切さを見にしみて感じましたし、これからは今まで以上に人との関係を大切にしていきたいと強く感じています。

Q これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

中国に留学しているのですが周りは留学生なので、なかなか中国人との交流がありませんでした。自分から行動起こして中国人との接触を図ることがとても重要だと思います。留学を希望しているのならば、ぜひ留学して欲しいです!!留学してこそ、人との出会いや文化を共有することなど多くのことを経験できます。

中国への留学・研修制度

約6ヵ月間 or 約1年間

派遣交換留学制度
ー 派遣先大学の授業料免除奨学金や単位認定の制度も充実 ー

神奈川大学と海外の大学との学術交流協定に基づき、学生を約6ヵ月間ないし約1年間派遣する制度。

  • 留学先大学授業料免除
  • 奨学金支給
  • 留学期間が修業年限に算入
  • 留学先修得単位を神奈川大学に修得換算
留学先例

浙江大学 Zhejiang University

浙江大学は、杭州に位置し、教育と研究の環境に恵まれている。1998年9月に浙江省内の大学4校が統合され、華東地区で最大規模の大学の一つとして、新しい浙江大学が誕生。広範な技術的・知的資源が一元化され、浙江省の教育改革を飛躍的に前進させるものと期待されている。