スペイン語学科 特徴ある授業・アクティビティ Educación y Actividades

授業レポート

スペイン語演習Ⅰ-2(総合)(インテンシブ)

木次爽瑠さん(1年・2021年度)

「スペイン語演習Ⅰ(総合)(インテンシブ)」は、2年生の秋に予定されているスペインへの留学に向けて、より集中的にスペイン語の文法を学習する授業です。留学出発までにスペイン語の文法を一通り修得し、留学先でネイティブとの交流をより有意義なものにすることを目的としています。この授業は復習すべきポイントを把握しやすく、また新しい単語や表現が出てきたときには発音の練習をする機会もあります。

この授業に出席して、基本的なスペイン語の文法が身についたことはもちろん、スペインと中南米で使われる表現の違いや、スペイン語圏の国々の文化なども合わせて知ることができました。授業の進むスピードは速いですが、留学を見据えていることもあり、授業の予習・復習をしっかり行い、モチベーションを高く保っています。

私はこの授業で学習したことを生かして、留学や仕事などで、ネイティブの方々と積極的に交流したいと考えています。またスペイン語圏の国々への旅行や、スペインでのサッカー観戦もしたいと思っています。

スペイン語圏芸術研究セミナー

宮城清花さん(2年・2020年度)

「スペイン語圏芸術研究セミナー」では、授業を通してスペインの文学作品を読んでいきます。この授業で扱う作品は当然、スペイン語ネイティブの小説家が書いているため、文法の授業では出てこないような単語や表現が多く出てきます。中でも比喩表現は、筆者の感性が表れるため難しく、しかし同時にとても面白いものです。 例えば、Isabel AllendeのDos palabrasという作品に出てくる“las patitas de mosca”、直訳すると「ハエの脚」という意味になるこの言葉は、暗喩としてあるものを表しているのですが、それは何だと思いますか?授業で作品を読んでいくと、答えがわかるだけではなく、この表現になった理由が腑に落ちるような、興味深い文学の世界が待っています。 作品を読み解くのは難しいものの、他の受講生と意見交換をしたり、先生が難しい単語や表現をかみ砕いて解説したりしてくださるので、作品とスペイン語の両方に対する理解が深まります。

また、授業ではスペイン語を「読む」だけではなく、「書く」機会も多いです。一人一回、スペイン語圏の小説家について、スペイン語でパワーポイント資料を作り、スペイン語で紹介します。緊張もしますが、それは他の受講生も同じであり、発表後には先生から詳しい紹介を兼ねた添削・アドバイスを受けられるため、受講生それぞれが紹介する小説家への興味を深めつつ、スペイン語の運用能力を高めることができます。

日本文学とは一味違うスペイン文学の面白さと、文法の授業とは全く違う切り口で行われるスペイン語の学びを掛け合わせた授業。それが「スペイン語圏芸術研究セミナー」です。

スペイン語演習Ⅱ(A-2)(会話)

立川夏海さん(2年・2017年度)

「スペイン語演習Ⅱ(A-2)(会話)」は、ネイティブの先生によるオーラルを中心とした授業です。レベル分けはされていないので、色々なレベルの学生と授業に臨みます。基本的な教材はテキスト1冊ですが、ユニットやテーマによって先生がレジュメや動画などを用意してくれます。スピーキング、ライティング、リスニングのどの要素も含まれる授業です。季節イベントが近いとそれに関する勉強などもあり、スペイン語を非常に身近に感じることが出来ます。会話練習をペアでやってみたり、発表をしたりなど、実践も多くあります。

私の授業を担当するバロン先生は、とてもユーモアに溢れていて、授業はとても楽しいです。ちょっとしたジョークも交えながら授業を進めていきます。勿論、内容についても分かりやすく説明してくださいますし、こまめに質問はあるかと聞いてくださるので、すぐに疑問点も解決できます。授業中は基本的にスペイン語で行われますが、ゆっくりと生徒に分かりやすいボキャブラリーで話してくださるので理解に苦しむことはありません。ネイティブの先生なので、現地ならではの言い回しや文化・習慣なども教えてくださいます。教室内は堅苦しい雰囲気ではなく、楽しみながらでもしっかりとスペイン語に触れることができます。近くの席の同級生と、「この表現はこうなるのではないか」「こういう言い回しも出来るのではないか」と気軽に相談できるのもこの授業の良い点ではないでしょうか。

会話の授業とはいえ、予習復習は必須です。会話でいちばん重要なのは単語。単語が分からなければ会話は成立しません。授業の前日にしっかりと予習を行って授業に臨めば、何の不安もないと思います。読み書きが出来ても、会話が出来なければコミュニケーションは取れません。私が会話の授業でいちばん「出来ているな」と実感できるのは、先生が何か面白いことを言った時に理解して笑えた時です。自分の伝えたいことが言えるように、毎授業取り組んでいます。

アクティビティレポート

コロナ禍のスペイン語劇

佐藤正幸さん(4年・2021年度)/キャスト(Pepe Rey役)

スペイン語劇とは、その名の通りスペイン語で演じる劇で、役者や裏方が一丸となり、およそ7ヶ月かけて舞台を完成させて上演します。私が1年生の時に参加した2018年の “Fuenteovejuna” のことは昨日のことのように覚えています。

しかし4年生で参加した2021年の “Doña Perfecta” は、順調にはいきませんでした。コロナ禍だったため語劇の参加人数が例年に比べ非常に少なく、練習にも様々な制限が加わり、プロジェクトの進行にも遅れが出るほどの影響がありました。ところが、1、2年生の参加率が非常に高く、それに加えて他学部他学科の方々も参加してくれました。最後まで一緒に走り抜けた仲間たちには感謝しきれません。

私はこれまでに2度語劇に参加し、この語劇を通して得たものが数多くありました。スペイン語のリズムや発音が上達するのはもちろんのこと、扱う題材の世界観や歴史観・価値観にも触れることができました。何より重要だと感じたのは、先輩や後輩たちと交流ができたことです。授業だけでは同学年という横の繋がりを持つことができても、先輩・後輩という縦の繋がりを持つことはなかなかできません。そのため、語劇を通して縦の繋がりを作ることができたのは、大変貴重な機会だったと思います。同じスペイン語学科生の仲間と作る一つの舞台はきっと良い経験になります。語劇に少しでも興味のある方がいたら、ぜひ参加してみてください。

2021年スペイン語劇のリハーサルの様子についてはこちら

2021年度のスピーチコンテスト体験記

吉田知世さん(スペイン語学科3年)/(2021年度Categoría B 第1位)

スペイン語学科では毎年、スピーチコンテストを開催しています。昨今の情勢もありオンラインでの開催が続いていますが、今年は約20名の出場者が集まりました。参加部門は留学経験などを考慮した上で3つに分かれており、その中で私は弁論の部にエントリーしてコーヒーについてスピーチをしました。

コンテストには制限時間が設けられており、スピーチの原稿を作るにあたって私は時間調整が上手くいかず、とても苦労しました。先生に添削をしてもらった後でも、伝えたい内容を選んで短くする作業を繰り返しました。ネイティブスピーカーの先生と共に発音を直したり、間合いやイントネーションなどを意識して読んだりしました。また心の準備として、楽しむ気持ちを持って、勝ちにこだわらないようにしようと決めていました。

コンテスト当日はかなり緊張しました。Zoomの画面越しでもリラックスすることはできず、相手に伝える意志だけで話しました。そのため全てのスピーチが終わった後、優勝という結果を聞いて、喜ぶより先に驚いてしまいました。しかし、自分の力が認められたことは素直に嬉しかったです。スピーチをやりきったことへの達成感と、自分への自信を持つことができました。

青木美珠妃さん(スペイン語学科1年)/(2021年度Categoría A 第1位)

スピーチコンテストに参加しようと思ったきっかけは主にふたつあります。一つ目は、高校時代に全校生徒の前で英語翻訳をした経験があったからです。オーストラリアから日本語を勉強しにきていた留学生さんたちが、私が通っていた高校に来た時のことです。歓迎会を開催した際に、生徒会長がオーストラリア人修学旅行生に対して言葉を贈りました。それを私が英語に翻訳して伝えました。この経験からスペイン語のスピーチコンテストにも参加してみようと思いました。 二つ目は、これに参加しなければ後悔すると思ったからです。その時はまだスペイン語を学び始めてから3か月しか経っていなかったので、正直、出場するかどうか迷いました。しかし、やらずに後悔するのは嫌だったので、思い切って参加しました。

スピーチを練習するにあたって、1分半の詩を暗記するのにとても苦労しました。初めて見る単語が多く、単語数も多かったので覚えることが大変でした。また、慣れない言葉に抑揚をつけたり感情を乗せたりすることも大変でした。しかし、苦労した分、スラスラと言うことができた時は非常に嬉しく感じました。

詩を覚えることは大変で、当日は本番の途中も一瞬忘れてしまい、数秒固まってしまいました。しかし、なんとか思い出し、最後まで暗唱することができました。ハプニングはありましたが、参加して本当によかったなと思います!スピーチをして大きな達成感を得ることができました。この経験のおかげでスペイン語についてもっと興味を持つことができ、詩の作者についてなどの知識も増えました。

過去のレポートを見る

⽂化ウィーク

スペイン語学科では、スピーチコンテストやスペイン語劇、スペイン語圏文化に触れるイベント「○○の夕べ」など、多彩な企画を実施しています。